
R.シュトラウスのソナタと、ディスクタイトルにもなったワーグナー「アルバムの一葉」など、あまり取り上げられないヴァイオリン小品を収録しました。
収録曲
1. クライスラー:フランクールのスタイルによるシチリアーノとリゴードン
2. クライスラー:プニャーニのスタイルによるテンポ・ディ・メヌエット
3. ワーグナー:アルバムの一葉 (ロマンス)
4. ゴドフスキ:古きウィーン
5. ザジツキ:サラサーテのためのマズルカ
6.R. シュトラウス:ヴァイオリンソナタ 変ホ長調
7. イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番
(幸松肇氏のライナーノートより)R・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタの第1楽章をまず聴いて頂きたい。何と若々しい青春の香りが感じられることか。その音色の輝かしさは、シュトラウスの作品に相応しく、フレーズの起伏が見事で、伸縮自在な表現の多彩さがある。CD のタイトルが、「アルバムの一葉」とあるが、普段あまり一般のヴァイオリン奏者が近寄らないレパートリーを、思い切って取り上げているところにも、小髙根眞理子のユニークな狙いがある。今忘れられつつあるヴァイオリンの懐かしいファイルを紐解くという作業をやってくれたのだ。